046 In lesson number one we left you with the idea of driving a car in full conscious awareness of all of its parts.
046 第1課ではすべての部品を完全に意識しながら自動車を運転しているという概念で話しを終えました。

【解説】
 前課(第1課)のまとめとして、自動車の運転の例えが述べられて来ました。この場合、運転者(主人公)が自動車のもたらす恩恵を享受するレベルに達するには、自分が操縦する自動車(人体)の各部の機能や相互関係を学んだ上で、各部の状況を把握しながら、ペダルやハンドルの操作に対応した自動車(人体)の動きを体得して行くことになります。
 外見上、自動車はボディーやハンドル、ペダルしか見えませんが、自動車を動かしているのはエンジンであり、その動力を伝える駆動軸です。それら通常、目に見えない部品の働きを意識して運転する状況が第1課の「因に気付くこと」の実践例として示されたのです。
 しかし、因に気付いただけでは、まだ問題の完全な解決にはなりません。次なるステップとして私達(運転者)自身の心の実態について分析を進めるというのが、第2課の目的です。