ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第4課-段落146

146 Now let us visualize the steps of creation into form when the liquids begin to solidify by slowing up their action within the liquid kingdom as the gases did to form the liquids. For once the liquids begin to solidify they vanish just as the gases did. Even though they are ever active in the pattern of creation.
146 さて、気体が液体を形成したように、液体の王国の中でその活動を緩慢にし液体が固化し始める際の形有るものに至る創造の歩みを思い描いて見ましょう。何故なら、一端、液体が固化し始めるとそれら液体はガスの場合と同様に消滅するからです。しかしそれでも、それらは創造の形式の中では依然として活動を続けているのです。


【解説】
 地球の誕生過程には、最初にガス状物質の集合があった後、液化が起り、その後は固化が起ると本書では述べられています。地球の生い立ちを考える時、一端は液状化し火山のマグマのような高温の溶岩の時代があったのかも知れません。その後、徐々に固化や結晶化が進み、やがて固体惑星が成立したものと思われます。
 一方、地学その他で習ったように、地球の奥、中心部にはそのなごりである液状のコアと呼ばれる部分が存在しますし、時折、火山から噴出する溶岩を見ても惑星の内部には高温高圧の液状部分が残っていることが分かります。
 この間の創造の御わざの例として、私達はこの固化した鉱物の美しさを宝石として愛でています。注意深く見れば、様々な色光を反射する結晶の輝きはこの間の創造の作用が如何に素晴らしいものであるかを示しています。自然は無言で、誰に気付かれることがない場所でも、等しく変わらない仕事をしているのです。
 また永遠にその形を保つものとして、これら地下の岩石は建築資材にも多用されて来ました。美しい結晶模様はその外側をわずかに研摩するだけで姿を現しますし、地上の建物を飾る重要な素材にもなっています。中でも言い悪いは別として墓石に象徴されるように、人の思いを一手に受け止める永久物としての役目も担わされていると言えるでしょう。

ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第4課-段落145

145 One of the planets of our system would be a good place to start. As it represents one of billions of planets which in turn produce the many forms borne upon it.
145 私達の太陽系の中の一つの惑星は話しを始めるのに良い例となるでしょう。何故ならそれは、何十億もの惑星を代表しており、その後はその上に多くの形有るものを産み出すものだからです。


【解説】
 広大な宇宙空間の中で、生命に住処を与え、養ってくれる場所が惑星です。かつてアポロ計画で宇宙飛行士達が月探査を終えて、地球への帰途に着いた時、彼等は暗黒の空間に一つ輝く青い惑星を見て、地球こそ全ての生物の養い親であることを実感し、その惑星が大変貴重であることに気付いたことでしょう。
 この惑星もまた、それを構成する物と同様、宇宙の中で生まれたことに誤りは無く、その出現には起源があることになります。
 人間の時間感覚では膨大な年月となる遥か昔、この惑星も宇宙のガスやチリから創造されました。その作用は今も何処かで起っている一連の創造活動の一つでありました。また、一度、惑星が形作られた後は、植物や動物等、様々な種が出現し、進化変容を遂げ、各々ある程度は独自の進化を遂げることでしょう。
 この惑星(大地)こそ、その上に宿る生き物達の母親でもあるのです。水や空気、更には温度まで適切な状態を維持し、提供してくれるのが母なる地球です。
 私達人間は、とかくこの大地から農作物と称して食物を搾取し、産業と称して水や空気を汚して来ました。そして今、温暖化等、地球規模の環境問題を引き起こすに至っています。この問題の解決は、当事者である人間が解決する必要があり、決して被害者である母なる地球に委ねることは出来ません。

ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第4課-段落144

144 At this point let us go back and analyze, or speculate on what the steps would be to build a form embodying all of the elements necessary for self reproduction.
144 ここで自己再生に必要な要素全てを体現する形有るものを作り上げるのにどのような段階があるかについて振り返って分析し、また考察して見ましょう。


【解説】
 形有るものの最も身近な例として、自身の身体について考えて見ます。当然ながら、その身体発現には起源がある訳ですが、私自身の心(エゴ)にとっては、自分の歴史の中に起源(出発点)があったという考えは、不思議な感じがします。つまり、心にとってはこの安住の住処である身体は、多少の変遷は辿るにせよ、感覚的にははるか以前からこの世に存在していたように思っているのです。
 しかし、実際には母なる体内で受精が成立後、言わばただ一つの細胞から最終的には人間の形を成す段階まで、驚くべき成長を遂げて誕生したのが、私達です。これには、本書で言う意識の直接的な指導による創造の奇跡が幾重にも作用しているものと思うべきです。
 また、一方でこれら身体もまた年月を経るにつれて、衰え、老化の道を辿ります。動物によっておおよその寿命がある訳ですが、その差、例えばソウとネズミの寿命の差はどこから来るのか、そして彼等はどのような感覚で生涯を送っているのかについては、分っておりません。しかし、個々の心(エゴ)が自覚しているか否かは別として、遠からず死を迎えることも事実です。肉体が生まれ出た時と同様、その終わりの時を迎えるのは、形有るものにとって避けられない現実です。その時は、各自の心は自分の存在が消えてしまうことになる訳ですから、不安を持ち、怯えるのは当然だと言えるでしょう。
 しかし、自然界を見ると、生命の死は実は日常茶飯事のことであり、何ら悲しむべきことではないことが分かります。道路を行く小さな蟻達は車に曵かれ、人の足に踏み付けられても、その歩みを止めようとはしません。また植物から始まる食物連鎖があってはじめて、自然の営みが成り立つ訳です。蟻達にとっては、限られた時間の中で所定の任務をこなすには脇目を振らず与えられた任務を全うすることの方が大事なのです。
 このように自らの存在、個(エゴ)の存在を何ら未練も無く、投げ出すことが出来る背景には何があるのでしょうか。そこには、これら創造作用を支えている意識が個々の真の自我の存在を引き続き支え、養って下さるという信念があると考えたいと思っています。かつて、アダムスキーは金星で亡くなった妻メリーと再会した時の模様を述べています。決して現在の各自の生活を軽視することはありませんが、より長いスパンで人生を考え、成長過程に取組むことが大切です。自分自身の成長を生きた証として生き、また、多くの人の為になる成果を残せれば、誕生の当初、一つの受精卵であった存在の真価は果たせたことになる筈です。

ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第4課-段落143

143 So we naturally assume that all planets and forms are made of very much the same materials. And they vary only in size and fineness or coarseness of structure.
143 ですから、私達はおのずと全ての惑星や形有るものはとても似た物質から成り立っているものと考えています。それらは構造における大きさ、繊細さや荒さが異なっているに過ぎません。


【解説】
 私達の住む惑星の由来が宇宙空間のガス状物質だとすれば、その凝結結果である個々の天体は皆、成分は概ね同じとなると考えるのは自然です。そして環境等の違いから段階の差は出るにせよ、各天体は同様の進化・変遷を辿ることも納得できます。
 かつてイエスは”Many Mansions(多くの館)”と当時の民衆に他惑星のことを伝えました。まさに他惑星に住むブラザーズ(宇宙兄弟達)にとって、宇宙空間の諸惑星は大海の中に浮かぶ館という概念であろうと思います。
 宇宙にあまねく万物を前項(142)の遠大な作用によって産み出された共通の創造物とすれば、あらゆる物を同胞として受け止められるでしょう。これまで、この惑星で続けられて来た争い事は、このような互の共通点を見つけ、受け入れる包容力の前に色あせて行く筈です。

ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第4課-段落142

142 Through this mixing process extreme heat and extreme cold and the many variations between result as the action continues. And some combinations of gases and liquids cause mild or violent combustions. But out of these come the solidification of liquids that are composed of gases and parts of matter. But they are so fine that we have not as yet been able to make a microscope or instruments able to detect them. Yet they are there, and have to be in order to produce what we know exists on this planet.
142 この混合の過程を通じてその活動が継続するにつれて、極端な高温と極端な低温、そして様々な中間領域が産み出されます。そして気体と液体の内、いくつかのものの組み合わせによっては、穏やかな、あるいは荒々しい燃焼を引き起こします。しかし、これらから気体と物質の一部からなる液体の固化が起ります。しかし、それらはとても微細な為、私達はそれらを検知できる顕微鏡や装置を作り上げることは未だ出来ていません。それでもそれらはそこに存在しており、この惑星で私達が知る存在するものを造り出す為にはなくてはならないのです。


【解説】
 ここで述べられている気体の中の各成分の活発な動きと反応、それらが生み出す微細な産物等の状況は、天地創造の創世記の頃を説明しているものと思われますが、この天地創造は宇宙空間の中では現在も行われていることに注意しなければなりません。
 この地球もその出現の源は宇宙空間のガス状物質であったと思われます。人間の感覚では気が遠くなる程の昔に宇宙空間から産み出されたのがこの惑星です。当然、肉体の成分をこの惑星の構成成分に由来している私達の肉体は、紛おうことなくこの惑星に属しています。
 また、ここで述べられている私達の目では見えない微細粒子の世界において実際の「無」から「有」を生じる「創造」作用が活発に動いている訳で、空間から物が出現する「奇跡」が仕込まれているのも、この気体の世界と言うことができるでしょう。

ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第4課-段落141

141 In the gaseous state the highest activity exists. And the gases continuously combine and separate to bring forth the different combinations within the kingdom. Some combine and slow up their action and continue to do so until they become a form. In the first part of the slowing stage they become liquids which we classify as chemical elements. Thus in the liquid stage one chemical element mixes with another and creates phases that are different than they were originally.
141 気体の状態の中に最高レベルの活動が存在します。そして気体達はその王国の中で常に結合し分裂して異なる結合をもたらします。あるものは結合しそれらの行動を緩め、それを続けることによって遂には一つの形あるものになります。緩やかになる最初の部分では、私達が化学の要素で分類するところの液体になります。このように液体の段階で化学要素は互いに混じり合う結果、それらが元にあったのとは異なる諸側面をつくり出します。

【解説】
 私達の身近にあって気体の様々な変化を見せてくれるものに大空に浮かぶ雲があります。大気中の目に見えない気体としての水(水蒸気)が地球大気の様々な活動により、気圧等の変化を受けて温度が下がる等の影響により、微細な粒子に凝結し、浮遊する雲を構成するとされています。一方、雲の形は気象図鑑にあるように様々です。青空を背景にぽっかり浮かぶ白い雲を見ると心が和むのは私だけではないでしょう。この雲を眺めていると、一つ一つは変幻自在、実に様々な形に変化し、また決して同じ所にとどまることはありません。目に見えない大気の壮大な運動に乗って、思わぬ間に視界から立ち去ることでしょう。
 これら諸活動を創造主のわざと認めるなら、私達の周辺には多くの創造主の御わざが提示されているということになります。空一杯に広がるキャンバスの中である時は青空の下、流れる白い綿帽子を、朝夕には輝く太陽を受けて黄金の雲海を私達に無償で披露してくれるのが、この大気の宇宙的な活動であり本書でいう気体の王国です。

ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第4課-段落140

140 For analysis we will start with the invisible gases which seem to our understanding almost nothing. But within this kingdom are groups that vary in consistency and purpose. And from these come the many forms, as they solidify.
140 分析の為、私達の理解にはほとんど何も無いように思える目に見えないガス類から話しを始めることにしましょう。しかし、この王国の中にはその密度や目的を変化させるグループもあります。そしてこれらが凝固する際、それらの中から数多くの形が現れます。


【解説】
 目に見えない存在の身近な例は大気です。日常、何ら気にかけることも無く、身体に取り入れている空気こそ人が生きる上で必要不可欠な存在です。生まれ落ちてから、臨終の最後の一息まで、休むこと無く人の命を支え続けているのが呼吸であり、この大気中のガス成分が人体を養っていると言えるかも知れません。
 既に物理等で学んでいるように透明な(目に見えない)空間の中には1立方メートルの中に1キログラム程のガスが詰まっており、個々の分子は毎秒数百メートルもの速度で動き回っています。肉眼では何も無い、何らの動きも認められないとしても、そこには厳然として永続的な宇宙活動と繋がる微細な世界があることに私達は気付かなければなりません。

ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第4課-段落139

139 It is man' s duty as the highest expression of intelligence to understand all of life's phases in relation to himself.
139 英知の最高位の表現物として自分自身との関連におけるあらゆる生命の側面を理解することは人間の義務です。


【解説】
 人間は先ずは自分の真の価値と役割、責任について自覚することが必要です。事実上、一つの惑星を支配している人間(地球人)はそこに存在する全ての生き物の行く末に責任があります。かつて、そして現代でも、核実験と称する破壊技術の試し打ちを、この惑星に対して人間は行って来ました。まさに自分自身の身体に対する破壊行為です。有害な放射性物質をまき散らし、一時期は地球破滅の危機までに至ったこともあるのです。1952年11月20日、デザートセンターでアダムスキーがオーソンと会見した当時、世界各地で原爆実験が行われる等、まさに他惑星の介入が必要な時代であったと言えるでしょう。
 一方、今日では、また別のタイプの破壊活動が行われています。古来の宗教、民族対立を煽った無差別テロとそれに対峙する既存組織との戦いです。しかし、元来、宗教の目指す目的は神、創造主との調和である筈で、各人の存在に創造主を見い出すことが求められており、憎しみは問題解決とは逆行することは言う間でも有りません。
 このように人間世界は荒んだ状況なのですが、一歩その人間界を離れ、他の創造物(自然)の王国を見る時、私達はその整然として調和ある動きに感動します。例えば季節の微妙で確かな変化をとって見ても、多くの生物が皆、協調して変化して行く様は目覚ましいものがあります。よく写真撮影に出かける近くの自然公園で起っている季節変化は実に見事です。最近はパソコンで膨大な写真類を簡単に整理することが出来るようになりました。1年間の間に撮影した写真を改めてパソコンで見ると自然の中の四季の変化、出現する野草や昆虫達の辿る1年の歩みが良く分かります。実に自然の生き物は人間以上に短いながら充実した一生を送っていることに気付きます。これら惑星上の生物、更には気体から液体、固体に至る様々な側面の物質の知られざる変遷や諸活動を知ることによって得られる私達の概念の深まりこそ、貴重なものと言えるでしょう。

ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第4課-段落138

The Relationship of All Creation
138 In the last lesson we stated that we would explain the relationship of all creation as simply as possible in order to eliminate confusion. We will deal with the many kingdoms that serve man. For without each he could not live and the Cosmic Plan would not be complete.
創造物すべての関連性
138 前課では混乱を取り除く為に出来る限り単純に創造物すべての関連性を説明しましょうと述べました。私達は人間に奉仕する数多くの王国について取扱うことになります。何故なら、各々の王国が無ければ人は生きることは出来ませんし、宇宙の計画も完全にはならないからです。


【解説】
 私達の身の回りには様々な世界、王国が存在しています。例えば植物の世界。ここにおいてもその立地条件から植生は大きく変化しますし、その王国の中で、各々の植物達は太陽の光や水分、養分を求めて互いに競い合い、また受粉させて実を付け子孫を増やそうとひたすら努力しています。野原や林でその植物達の様子を見れば、それらは目に見えるだけでも昆虫や小動物に食物を与え、住処を提供する等、自らの繁殖だけでなく、周囲に様々な便益を与えています。もちろん私達人間にも、畑では野菜や穀物を、田圃では米を提供しています。そして更に重要なことはこれら植物世界が地上の生物に必要な酸素を提供しているということです。
 これら数多くの王国の恩恵を得て私達が生存できる訳で、その相互の関連性を学ぶことは今日の環境問題への対応を考える上でも有益なことは間違いありません。

ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第3課-段落137

137 Keep your mind as much as possible on the finer qualities of life, as you would on a fine quality of music. And if you do this daily you cannot help but make progress.
137 あなたの心を精緻な音楽に耳を傾けるように、生命のより精妙さに関心を持ち続けさせなさい。毎日これを行えばあなたは進歩せざるを得なくなります。


【解説】
 かつてアダムスキーは宇宙的な音楽の例としてヨハン・シュトラウスの作品を挙げたとされています。改めてそれらの曲を聴いてみると、基本的に”楽しい”(明るい)楽曲であり、細部にまで優しさが込められたものであることが分かります。逆に言えば、難しい議論やあからさまな悩み顔を作ることなく、率直にあらゆる生命を尊重し、自らその一員であることを喜んでいる姿がそこにあります。
 私達の日頃の心構えとして、この課の最後に著者アダムスキーはより精妙な生命活動について常に関心を持つように言っています。これは以前の課で私達を未加工のダイアモンドに例えた話をしていることと類似しています。私達地球人は未発達なため、粗暴で荒い精神構造のまま長年月とどまって来ました。些細な事で争いになることは日常、枚挙に困ることはありません。それほど私達の心は荒んでいるのが実態です。その人間達が支配しているとする地球上には実は完全に調和した自然の営みが残っています。その細部にわたるまで絶妙に調和した諸活動こそ、私達が望んでいる宇宙の英知を具体的に表現している生きた実例です。それらの活動に気を配り、やがてそれらの息吹きに同調することによって、私達は成長の道を歩むことになると言っているのです。
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