ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第5課-段落195

195 That we may understand more clearly let us become aware of the rim of the earth, as we did the shore of the ocean. And let the conscious messenger reveal to the mind the things in space, beginning with the fourth dimension. First, we will give you some idea of what is there in this invisible state. And as stated before it begins with the crust of the earth.
195 よりはっきり理解できるよう、以前大洋の岸辺で私達が行ったように、地球のふちに気付くようになりましょう。そして意識の配達人に四次元が始まる宇宙での物事を明かさせましょう。先ず最初に私達は皆さんにこの目に見えない状態の中に何が存在するのかについていくらかの概念を授けましょう。そしてそれは以前述べたようにまず地殻から始まります。


【解説】
 私達が最も確実だとして来たこの地面がどのように四次元世界である空間と繋がっているかは、地球を取り囲む宇宙空間を想い浮かべれば良いと著者は説いています。海岸で目の前に広がる広大な海の中に想いを巡らせたように、空を見上げる必要があるという訳です。私達はむしろ海よりは空の方が遠くまで見渡すことが出来ますし、夜空を眺めれば何百光年先の星の姿を見ることも出来ます。
 こうした観察を通じて私達は自分と同様な創造物の存在を知ることはもちろん重要なのですが、それ以上に私達が目に見えない媒体を通じて宇宙の中のあらゆる存在と常に繋がっており、その空間から絶えずサポートを受けていることを自覚することがより重要です。
 目的は私達自身の日常生活の中にこれら宇宙からのインスピレーションを活用し、私達と万物との関係を理解することにある訳で、これまで気付くことのなかった意識という無言、不可視の存在について、より深く親しみ理解することを目指さなければなりません。

ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第5課-段落194

194 So in order to unite that which is now divided in man, the mind must be willing to be taught by consciousness. And remember, consciousness is the soul of any form which makes life possible.
194 ですから人の中で分断されているものを統合する為に、心は喜んで意識によって教わるようにならなければなりません。そして覚えておいて欲しいのは、意識はあらゆる形あるものを生命たらしめている魂であることです。




【解説】
 私達が誰に対して謙虚にならねばならないかが問題です。自我の欲望の言うなりになったり、支配者の忠実な配下になることではありません。私達自身の存在を支えている不可視の意識に対して常に信頼を置き、その助言に耳を傾けること、傾聴する姿が求められているのです。
 私達が如何に既存の感覚器官に依存しているかは、室内を真っ暗にした際、私達は何も出来なくなり、一歩も動くことも危うくなることからも良く分かります。実際には明かりの有無の他は何一つ変わらないにも拘わらず、急に盲目状態になった私達は何をするにも自信がなく、行動が出来なくなるのです。しかし少し考えて見れば、身体各部は外界の光の有無に係らず、正常に活動していますし、生命としては何一つ不自由は無いのです。独り「心」だけが、不安を訴えているのです。
 視覚が機能しなくなった中でも、それに代わり得る感覚的な要素があるように私自身は今、考えています。つまり目をつぶっても自由に動き回る意識があり、それは肉体を超越して遠く他の場所への拡がり、印象を捕捉し理解することが出来るような存在です。この存在こそが本講座で著者が説く「意識」であり、万物とも融合・融和出来るものだと考えています。

ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第5課-段落193

193 The three dimensional effects are the coarser part of its expression, like sound which is produced through a low state of friction or conflict among the elements. But consciousness in its fourth dimension does not produce sound as we know it. Its method of communication is through the feeling awareness given in the form of impressions.
193 三次元世界の結果物は丁度、粗いレベルの摩擦や各要素類の間における争いを通じて造り出される音のように表現の内でもより粗雑な部分でしかありません。しかし、意識は四次元世界にあって私達が知っている音を造り出すことはしません。その意思疎通の方法は印象の形態における感じによる気付きを通じて行われます。



【解説】
 意識世界についての私達の知識は、ほんの限られたものに留まっています。しかし多くの芸術家や宗教の創始者が得たそのイメージは日常の私達が考え及ばない程、精緻で美しいものであったことでしょう。本項では意識は想念の世界だと説いています。完成したイメージが行き交う創造の源であるのです。
 この目の前の意識の世界に対し、私達はこれまで盲目であり、自分の前の目に見える部分しか関心を持って来なかった訳です。しかし、他の生きもの達はそれを知覚し自分達の生活に活かしているのです。それ故に多少の現実世界の変動に対して、何ら恐れることなく泰然としているのです。また、創造主への信頼、生命の永続性を理解しているが故に特段、死を恐れることもないのです。
 般若心経の中に「空即是色」という表現がありますが、まさに空間こそ万物の拠り所であり、意識世界が万物の基礎であると仏陀も説いていたものと思われます。

ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第5課-段落192

192 Man has learned much about the three dimensional world and now it is time for him to blend his knowledge with the four dimensional invisible world around him. That is if he is to do away with the mysteries that he has been governed by all of this time. And this can only be done by the mind, the effect, humbling itself to the consciousness - the cause, and thus allow it to explain the relationship of the two. Only consciousness can do this as it is the fourth dimension that knows no limitations.
192 人は三次元世界については既に多くを学んでおり、今はその知識を自分の周囲にある目に見えない四次元世界と融合させる時です。それは人が常日頃、支配されている諸神秘を取り去ろうとするならばです。そしてそれは、結果である心が自身を因である意識に謙虚にすることによってのみ可能となりますし、そうすることで意識に両者の関係を説かせることが出来るようになります。限界を知らない四次元である故に意識のみがこのことを為し得るのです。


【解説】
 何故多くの教えが私達には謙虚さが重要だというのかが、本項で説かれています。
 これまで私達は自分の意志の強さが全てを解決し、一人一人の目的地に導くとして来ましたが、果たしてそれは真実でしょうか。私達はこれまでのこのような姿勢を改め、私達の周囲の空間にこそ、感謝の念を抱き、そこからもたらされる印象(インスピレーション)の価値について自覚する必要があるのです。
 本項では私達がこれまで学んで来た「知識」をその空間世界と融合させることを求めています。現象を整理した知識を創造作用の因にまで遡って理解し、実感することを求めています。
 この周囲の空間を何と見るかで私達の生活観は大きく変わります。創造主に繋がる印象の海と理解することと、何も無いただの空気と位置づけることの間には文字通り「雲泥の差」があるのです。私達はこの一見、虚空と見える中に生命活動の奥義を見届ける必要があるのです。

ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第5課-段落191

191 The wealth of time could not be as great as an understanding that man must have before his future is secure. For without it he cannot hope to have the knowledge that our space brothers have.
191 時間の豊かさは人が自分の未来を確実にする前に会得していなければならない理解以上に偉大ではあり得ません。何故ならその理解なしには私達の宇宙兄弟達が得ている知識を持つことは望めないからです。



【解説】
 「朝に道を聞かば夕べに死すとも可なり」(孔子)の通り、最も重要なことは宇宙の法則性に関する私達の理解、即ち悟りです。この理解こそが私達の進化の土台であるからです。
 この理解はもちろん私達を取り巻く四次元世界、意識と私達との関係についてです。古来、多数の人々がある者は祈りにより、またある者は沈想によって自らを取り巻く不可視の世界とその働きを理解しようとして来ました。仏教寺院をはじめとする道場はこれら学習の場であり、僧侶は自らの精進を目指して感覚を鋭敏なものとする修行を行うものと思われます。その修行の中で、目に見えない法則(法輪)を見抜き、改めて宇宙の規則性に気付き各自が次に取り組むべき課題を知るということでしょう。
 私達の前には確かに無限の時間がありますが、そのこと以上に法則の理解、悟りに到達すること、宇宙の法則性を理解することに価値があるのだと著者は説いています。

ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第5課-段落190

190 Jesus for one tried to explain the fourth dimension, but even today his teachings are not understood. As a result the fourth dimension has been placed in the abstract side of life with the hope that it will be understood in the here-after. But how could one ever understand if he did not have some comprehension of it here? One must learn the next step to be taken before he can understand the reason for it.
190 一例として言えば、イエスはこの四次元を説明しようと努力しましたが、今日になってもその教えは理解されていません。その結果、四次元は今後理解されるだろうとする希望と共に生命の抽象的な側に置かれて来てしまいました。しかし、人がそれを今ここで何らかの会得をしない限り、これから先どのようにして理解できるというのでしょうか。人は進むべき次の一歩を学ぶべきで、その理由は後になって理解出来るのです。


【解説】
 イエスも仏陀も私達に四次元世界について説こうとしていたと本項は指摘しています。目に見え手に触れることが出来る三次元世界にあっても、その思考は四次元世界に広げられることを、これらの師は身を持って私達に示されたということでしょう。
 私達の進むべき道は従前の物質世界の探求ではないと著者は本項で示唆しています。その上で何故それらが必要かは、意識や想念の働きを学ぶ中で自ずと理解されると諭しているのです。
 その為に私達は創造主がどのような存在であり、私達とどのような関係にあるか等、自ら探求する必要があります。これら探求の道は各自のものです。他の者が力を与える訳には行きません。自ら体験し実践する中で少しずつ理解が深まるというものです。達成出来たこの状況を仏教では悟りと言いますが、仏陀がそうであったように、その到達には長い年月の努力が必要です。目の前の現実の中で如何にして見えない世界を意識し、与えられるインスピレーションに従順になれるかがカギとなるものと思われます。

ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第5課-段落189

189 Since the beginning of time man has schooled himself to want concrete facts which are three dimensional like himself. He left the fourth dimension to mysteries and theories. And only here and there an individual could see the relationship of all dimensions. And when he would express his analysis he usually had very few followers.
189 時のはじまり以来、人は自分と同じ三次元の具体的な事実を求めるよう自分自身をしつけて来ました。人は四次元を神秘や理論に置き去りにしてきました。また、そこここでわずかながら、すべての次元世界の関連性を見る事が出来た者がいました。それでも、その者が自らの分析結果を表現する時、彼にはいつもほんのわずかの追従者しかいませんでした。




【解説】
 重要な点は私達の軸足を何処に置くかということです。これまでの私達はより堅固で変化しないと思い込んで来た三次元、即ち物質世界に自らの拠り所を求めて来ました。しかし果たしてこれらのものは永久に各自のもの、いつの時代にも不変な価値を持つかと言えば、バブル時代を経験した私達は、それば誤りであることを知っています。
 一方、私達は他の動植物達は何故未来を憂い、将来を心配することなく生活を送っていられるのか全く分からないでいます。そこには死に対する恐怖や未来に対する心配事をもたらすような心は無く、ただ印象に従順な単純な心があるものと思われます。しかし、それ以上に創造主や因に対する確固たる信頼や畏敬があることがその違いを生じさせているのです。
 一概に言うことは出来ませんが、私達が存在を信じる因の世界は、想念・印象を通じて現実世界を導き、創造の目的に沿って物事を実現させている訳で、この世界にこそ私達の希望と信頼を置いて生きて行くことです。創造の目的に合致すればその夢はたちどころに現実化し、皆さまが思い通りの生活を送ることを可能とする訳です。

ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第5課-段落188

188 Man's troubles begin in the fourth dimension. For he as a sense mind operates in the three dimensions, an effect of the cause. So he gives much time to the world of effects and understands it fairly well. But he has trouble associating the invisible world around him with the world in which he lives. And when he uses his mind instead of his consciousness to try and understand the fourth dimension, he becomes confused. And the great difference which exists in the invisible fourth dimension which is cause, makes it still harder for him to understand, as he has been taught in the three dimensions for centuries. Even the ancients did not understand the fourth dimension, for had they done so they would not have divided heaven and earth. Or cause and effect.
188 人間の諸問題は4次元で起ります。何故なら、感覚の心としての人は原因の一結果である三次元で働いているからです。その為、人は結果の世界に多くの時間を費やしており、その世界をかなり良く理解しています。しかし、人は自分が住む世界と自分の回りの目に見えない世界に関しては悩みを持っているのです。そして人が4次元を理解しようとする時、自らの意識を使う代わりに心を使う為、混乱するようになるのです。そして因である目に見えない4次元に存在する大きな違いは更に理解を難しくしています。何世紀もの間、人は3次元世界の中で教えられて来たからです。古代人達も4次元を理解していませんでした。もし理解していたら、彼等は天と地、あるいは原因と結果に分割しなかったであろうからです。



【解説】
 私達の悩みや苦しみその他、抱える問題の由来は四次元世界への無理解に起因すると本項では説かれています。分かり易く言えば、三次元世界のもの、例えば足元の石や草木その他地上にあるものは何一つそのような問題には係りなく生きているという訳です。つまり悩んだりして問題を訴えているのは私達の心だけだということです。地上にあるその他のもの達は皆、等しく宇宙を理解し安寧な生活を送っているということでしょう。
 こうした問題、私達自身の問題が何処に生じるかについて、本項は三次元世界に軸足を置く私達の心に問題があるとしています。思い通りにならない等々の問題は、物事が成就する仕組み、四次元世界の作用が三次元世界に発現するという法則性を十分理解していないことによるのです。
 要は私達は両者の関連性を学び、その法則性を理解することから始めるべきで、いたずらに結果のみを求めるべきではないということでしょう。

ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第5課-段落187

187 Man should become aware of living two different experiences at the same time, for he is living on top of the earth of three dimensions, yet depending and living in the fourth dimension. For from the crust of the earth towards the sky is the invisible fourth dimension which we call space. Outside of it we could not live any more than the fish that cannot live out of the water. No form could live without the support of the fourth dimension for it is the air which we call atmosphere in which earth forms live and breath. And if it were withdrawn no form could live, not even the earth.
187 人は同時に二つの異なる体験を生きていることに気付くべきです。何故なら人は3次元である地上の頂上に生き、かつ4次元に依存しその中で生きているからです。地上の塊から大空に向かって私達が宇宙と呼ぶ目に見えない4次元が広がっています。魚が水無しでは生きて行けないのと同様、私達はその外側では生きて行けません。如何なる形有るものも4次元の支援が無ければ生きられません。何故なら地上の形有るものが生き、呼吸する私達が大気と呼ぶ空気が無ければ如何なるものも生きては行けないからです。そしてもし、大気が取り去られたら、如何なるもの、地球でさえも生きることはできません。




【解説】
 私達が因の世界を知覚するということはどういうことかについて、本項で著者は地上に立つ私達が実は地上に属する一方で、頭上に広がる大気、宇宙空間こそ私達自身を包み込む四次元世界だとしています。魚が水中でしか生きられないように、私達もこの惑星自身も宇宙空間からの支援無くして成り立たないと先ずは自覚する必要がある訳です。
 もちろん私達は地上に足を置く者であり、様々な地上の制約を受ける訳ではあるのですが、より根本的には宇宙からの支えを受けているのです。多くの細胞はそれら宇宙からの声に待機し、そのヒントを得ようとスタンバイしており、その指示を受けるや100%信頼してそれを実行に移します。そうした成功体験は同時に揺るぎない信頼に成長して行きます。私達も日頃の成功体験を積み重ねる中で、これらの印象の源をますます信頼することが出来るようになります。
 地上のものは移ろい易い中、宇宙から来る印象ほど確かなものはなく、私達に向けて発せられる恩寵の想念をインスピレーションとして感受出来れば、こんなに素晴らしいことはありません。

ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第5課-段落186

186 The whale, although there are others, masters the pressures and elements of the sea, for it is able to go to great depths yet it can swim on the surface of the water and partake of the invisible gases from space that enshroud the earth. And there are some like the flying fish that leave the liquids for an experience in the sea of gases. Thus they have experience in two different kingdoms. The liquid of the water and the gases of which the liquid it made.
186 クジラは、他の者もいますが、海の様々な圧力や要素をマスターしています。何故なら海中深くまで潜ることが出来ますし、水面付近で泳ぎ地球を覆っている宇宙から目に見えないガス類を取り込むことが出来るからです。そしてトビウオのようにガスの海での体験を求めて液体を離れる者もいます。そのようにして彼等は二つの異なる王国での体験を持つのです。液体としての水とその液体を造ったガスの二つです。


【解説】
 本項で著者は、私達は同時に二つの世界を享受できることを示唆しています。つまり三次元の物質世界とそれを取り囲む意識の世界です。しかし、とりわけ注意したいのは、古来から言われている霊界その他の神秘的なものを推奨しているのではないということです。
 丁度クジラやトビウオが大気と海の世界を自由に行き来するように、私達は両方の世界を等しく理解し、生活に応用するという所が重要な部分です。霊の世界、意識の領域のみに生きるのではないというところがポイントなのではないでしょうか。
 変化する物質の世界にあっても同時に宇宙の記憶や引き継がれる印象や体験等、不可視な要素が全てを指導し、知識を与えていることを知る時、私達は自らの本来の潜在力、可能性を知ることになるものと思われます。因の意見を体現することを通して得た体験こそ後代に伝えるべきもの、後世への最大遺物と思うからです。

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